SAMMU MAGAZINE ようこそ、山武へ
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『浪『浪切切不不動動院院』か』からら山山武武をを眺眺めめるるN SECT CHONAMIKIRIFUDOINHINGOSSHOJI山武には、由緒ある寺社仏閣が多い。その中でも、朱塗りの本堂が遠くからでも目立つのが「浪切不動院」の名で親しまれている真言宗長勝寺だ。江戸時代、漂流した漁船を寺の常夜灯の灯りで誘導し、無事に難を逃れたという逸話から、「浪切不動」と呼ばれている。鮮やかな朱色に塗られた仁王門をくぐると、見上げた先に本堂がある。標高30メートルもある、千葉県指定天然記念物の「石塚の森」の中腹に、懸崖造りと言われる、急な斜面にへばりつくような格好で本堂は建てられている。幾本もの柱に支えられ、そびえ立つその姿はまさに圧巻! 本堂の背後にはスダジイの大木群が生茂り、その緑とのコントラストはこれまた見事で、快晴の日に青空まで揃うと、もうそれはビューティフォ〜♪ んな美しき本堂を目指すには、急な階段を昇ること必須。他に道はなし。しかしそこで待っているのは、九十九里まで広がる山武一望の景色だ。のどかな風景についつい「ヤッホー」と叫びたくなるもそこは我慢。大きな深呼吸で疲れをリセット。登る価値ありの景色を是非眺めてもらいたい。ただ高所恐怖症の方、下は見るべからず……ですよ。当時の建築技術に驚かされる。さて、そ28真言宗長勝寺 浪切不動院千葉県山武市成東2551TEL:0475-82-2176駐車場あり28

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