SAMMU MAGAZINE ようこそ、山武へ
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IMOTO DININ04GHHAS九十九里平野の真ん中を流れる木戸川。その畔で営む、川魚料理「橋本食堂」。店一番の人気を誇るのがうな重だ。もともと養鰻業だったこともあり、鰻への思い入れはひときわだ。白焼きした鰻をタレで煮る手法は、創業当時から変わらず、鰻本来の旨みを大切にしている。「畑仕事の合間に食べてもらいたいと思って、うな重一杯800円の時代もあったんだよ」と、三代目、鈴木さんは言う。ご馳走の鰻を、誰もが味わえる庶民の味にしたいという思いは今も健在だ。リーズナブルな価格で本格鰻がいただけるとあって、地元のみならず遠方のファンも多い。法事や会食の場として地元に愛されてきた老舗も、東日本大震災で店は全壊した。しかし同じこの地で復活を遂げ、その歴史は半世紀にも及ぶ。随分と景色は変わり、目の前の木戸川もコンクリートの堤防に縁取られたが、山武の歴史と地元住民の歩みと共に、これからも「橋本食堂」は生き続ける。木戸川を上ってきた潮風を受け、今日も暖簾を掲げて店が始まる。UNAJUうな重 特上/3,300円 上/2,500円 並/2,100円(全て税別) ※写真は、うな重 上 07橋本食堂千葉県山武市木戸2845-1TEL:0475-84-0051営業時間:昼/11:00〜15:00 夜/17:00〜20:00定休日:水曜日、第三木曜日URL:hashimoto-unagi.jp『橋本食堂』のうな重『橋本食堂』のうな重

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