SAMMU MAGAZINE 2022 Vol.2
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『料理の宿 ニュー太洋』のおもてなし『料理の宿 ニュー太洋』のおもてなしシックなアジアンテイストのエントランスでチェックインを済ませると、お部屋へと案内される。長い廊下に差し掛かると、それまでの落ち着いた雰囲気から一変、ガラスの向こうに広がる中庭に思わず「おぉぉ!!」と感動の声が溢れてしまう。「みなさん、決まって驚かれるんですよ」と嬉しそうに話すのは、ニュー太洋三代目オーナーご夫婦。そこには見事なまでに手入れの行き届いた中庭が広がっていた。青々とした芝生が一面に広がり、幾本もの大きなヤシの木に囲まれた中庭は、南国の雰囲気に包まれている。テラスに並べられたテーブルを目にしたら、そこでの食事が楽しみでならない。正面からは見えない中庭だが、2階の各部屋のベランダから見下ろせるし、宴会場もホールもこの中庭を囲むように設計されている。この中庭が、ニュー太洋の中心に据えられているのだ。その昔、芝生の雑草を一つ一つピンセットで抜く祖母の姿があった。「当時はそこまでやらなくても……と思っていたけれど、今となればそれは無言の祖母の教えだったのかもしれない」と、オーナーご夫婦は語ってくれた。みなさんが集い、お食事や宴会を楽しまれる中庭。ウエディングパーティーの会場となり、新郎新婦の門出の場となることもある。だからこそ庭の手入れは欠かせないのだと。それが祖母から受け継いできた、ニュー太洋の〝おもてなし〟のひとつなのだろう。九十九里の海から届く潮風に身を任せ、中庭でゆっくり過ごす。さぁ、夕食の時間だ。テラスで自慢の料理をいただくとしよう。Stay with The timesHOTEL08『時代と共に泊まる』『時代と共に泊まる』料理の宿 ニュー太洋千葉県山武市本須賀3841-72TEL:0475-84-1129URL:newtaiyo.com01

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