SAMMU MAGAZINE 2022 Vol.2
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ラーチャー餃子餃子!!チャーハンチャーハンつけ麺 つけ麺 今号のラーチャーギョは、「麺処くろ川」に注目だ。店主の小川さんの中華への愛情と志と探究心はハンパなく、話を聞いているだけで、口の中でその味を想像してしまう。中途半端な空腹度合いで訪れちゃダメだ。是非、空っぽの胃袋引っ提げて、「麺処くろ川」に臨んでもらいたい。帰りは弾ける胃袋に覚悟しようぜ。Ra - Cha - Gyo!28RESTAURANTつけ麺魚介/825円(税込)餃子/330円(税込)飽き性の性格が、探究心に火をつけると自己分析。漸く自分の作りたい、自分らしいつけ麺が完成したと店主の小川さん。そのつけ麺がこれだ。豚骨と鶏ガラベースのスープは、あえて煮込み時間を減らし、厳選した材料の量を増やすことで、旨味と程よいとろみが実現した。スープに乗ったカツオとサバの粉末を混ぜることで、より一層の旨味に追い込みをかける。太麺との相性はバツグンで、麺の量は150gから350gまで選べる。他にも注文したい場合はバランスを考えて注文するといい。小ぶりでぽってりした餃子は、可愛らしいひと口サイズ。餡はキャベツとニンニクと豚挽肉の、至ってシンプルな具材ではあるが、その黄金比率が物を言うらしい。その比率さえ間違わなければ、如何様にも美味い餃子が作れるとのこと。餡に薄く味付けされているので、何も付けなくても美味しくいただける。皮のカリモチ食感にも、きっと店舗近くに、くろ川の製麺工場がある。麺だけではなく餃子の皮まで自家製で、五万とある小麦の中から、それぞれに適した小麦を厳選し使用する徹底ぶり。季節や天気によって、水分や製麺機の圧力を調整する職人技術とこだわりが、くろ川の味を支えているのだ。黄金比率があるのだろう。実にシンプルで美しい炒飯だ。あえてチャーシューなど肉類は入れず、ネギと卵だけで味を追求した。それは店主が幾店もの炒飯を食べてまわり、自分がうまいと思えたのは、このネギと卵の炒飯だったからだ。具材の種類が少ない分、特に卵にこだわった。旨味の凝縮した赤みの濃い卵黄は、さすがチャーハンの主役になる美味さだ。肉類のパンチ以上に、ネギと卵のタッグは、最強の味となって襲いかかって来る。さて、この器はラーメンのどんぶり。これで一人前。何人かでシェアするのが賢明だ。チャーハン/880円(税込)麺処 くろ川千葉県山武市松尾町八田2730-10TEL:0479-80-7370営業時間:11:00〜21:00定休日:無休URL:localplace.jp/t200508710ギョ23『『麺麺処処 くくろろ川川』』山山武武の愛すべきの愛すべきラーチャーギョたちラーチャーギョたち!!

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