SAMMU MAGAZINE 2023 Vol.3
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施されており、家具にとってはこの上ない環境だそうだ。洒落た扉がつき、「抜かれ錆びた表札が掛けられ、外壁に描かれたアーティストの絵が、元の建物をより一層特別なものにしている。米が保管されていた内部空間は、今や阿曽さんがセレクトした、存在感のある家具や雑貨が並べられ、独特の世界を作り出している。日本国内のみならず、海外からのお客さんも、店のディスプレイや部屋のインテリアを探しに、「叶わない出会いを求めて。日本の米倉庫が、遠い異国の家具と、時を超え、国を越えて融合し、新たな文化発信基地として生まれ変わったのだ。踏切の遮断機が降り、電車が通過する向こうに「BROOD」が見える。いつもの景色も、阿曽さんが見出した新たな価値に包まれると、また違って見えてくる。踏切で停車を余儀なくされるのも悪くない。この町に、また行きたい場所がひとつ増えた。BROOD」を訪れる。ここでしかBROOD」と切り07BROOD(ブルード)千葉県山武市津辺331 TEL:0475-77-7213URL:brood.jp Instagram:brood_jp※ご来店の予約はhello@brood.jpまでヨーロッパの花瓶とお皿のお店Galri B(ギャルリ ビー)URL:galrib.com Instagram:galri.b

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